UTsukuba
x = independently organized TED event

Theme: CoPhilAction

This event occurred on
November 10, 2019
つくば市, Ibaraki
Japan

テクノロジーが進歩し、物質的な豊かさを享受できるようになった現代において、家族や仲間との強い繋がりが個人の幸せに占める割合は、相対的に低下している。
地縁や血縁、職場での付き合いが「しがらみ」として遠ざけられるようになる一方で、SNSの普及や非正規雇用の拡大により、うわべだけの人間関係が増加しつつある。

ムラ社会ニッポン特有の「同調圧力」といった悪弊が徐々に廃れていくとともに、個人主義や競争社会への賛辞が、日夜を問わず世間を賑わせてきたのが現実だ。
しかし、テクノロジーのあくなき追求の先に待ち受けていた人工知能の登場は、皮肉にも私たちに「人間とは何か」という問いとの対峙を要請するのであった。

古代エジプトでピラミッドが建造され、バスティーユ牢獄で市民革命の火蓋が切られたように、文明の進歩の原動力は「人間関係」の中にこそ見いだすことができるはずだ。
そして令和という新たな時代を生きる私たちに求められるのは、これまで人間関係を築く上での障壁となってきた文化や思想、価値観の違いを、強みへと変えようとする気概ではないだろうか。

「共に」を意味する接頭辞に、Phila「愛」とAction「行動」を合わせた CoPhilAction には、互いを認め合う「愛」が「行動」を生み、未来を切り拓くという理念が現れている。
多様な人とアイディアが交わる TEDxUTsukuba という大きな社会実験の場に集い、あなたらしい CoPhilAction のカタチを、自由に思い描いてほしい。

筑波大学5C棟
天王台1-1-1
つくば市, Ibaraki, 3050006
Japan
Event type:
University (What is this?)
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Speakers

Speakers may not be confirmed. Check event website for more information.

Annet Nakkazi

筑波大学 学生
生物学類4年生でウガンダからの留学生のAnnet Nakkaziさん。母国では非常に致死率の高いガンの研究をするために筑波大学に来た。日本でアルバイトをして貯めたお金でウガンダに土地を買い、植林するプロジェクトを行なっている。

Carol Inugai Dixon

Professor of pegadogy
Carol Inugai Dixon is currently a guest professor at the University of Tsukuba and President of the Japan Association of Research into International Baccalaureate Education (JARIBE). Her current research interests concern the connection between social emotional wellbeing and the development of ethical values.

Leonid Dimaano

筑波大学 学生
生物資源学類4年生でフィリピンからの留学生のLeonid Dimaanoさん。環境問題に関心を持っている彼は、先進国である日本の環境問題に対する意識の低さに驚いた。そこでechoという団体を立ち上げ環境に優しい大学を目指して日々活動している。

Reiji Yamada

漫画家・本質翻訳家
漫画家として30年以上活躍してきた山田玲司さん。20歳でデビューするもなかなかヒット作が出ない時期が続いた。しかし1991年連載開始の「Bバージン」でブレイク。2003年からは日本の暗い雰囲気対して「絶望に効く薬」と題した漫画の連載を始めた。それは8年間にわたって毎週一人、有名無名問わず作家、映画監督、芸術家、職人など約400人の才能の塊のような人たちにインタビューするというものだった。2007年にそんな彼らの才能の秘訣をひも解いた著作「非属の才能」を発表し、「本屋大賞中2男子に読ませたい特別賞」を受賞。その後は漫画家としての活動のほか、コンテンツ分析や時代分析など幅広いテーマを扱うネット番組の配信も行なっている。今年からは「本質翻訳家」を名乗り始め、ものごとの「本質」を分かりやすく人に伝えることを職業にしている。 そんな彼だが実はある「呪い」にかかっていると言う。その「呪い」とは一体何だろうか?

Takeshi Matsushima

バーテンダー・裸足のランナー
30年間バーテンダーという職に携わってきた松島壮志さんは、お酒を通じて多くの人々に関わってきた。筑波大学在学中から始めたバーテンダーのアルバイトが現在のキャリアのきっかけであり、大学卒業後は昼は会社員として夜はバーテンダーとして働きつつ、資金と経験を積み18年前に現在のお店を開店した。一杯数十万円ものワインやウイスキーを味わい、扱ってきたその経験は世界的に見ても稀有な存在だと自負している。しかし10年ほど経過したときにお客さんを本当に幸せにしているのだろうかという不安感を抱いた。この不安感を解消してくれたのはちょっとしたきっかけで始めた裸足ランニングである。その彼が行き着いた先はそういったモノを深く追求していくことによって得られる豊かさとは真逆の極々シンプルな幸せであり豊かさであった。 裸足で野山を走るランナーとして、自然と向き合い調和することから学んだバーテンダーである松島壮志さんがたどり着いた幸せや豊かさに対するシンプルな答えが此処にある。

Organizing team

Haruki
Kinoshita

Tsukuba, Japan
Organizer
  • Coleen Melecio
    Operations