「キャンパス」とは大学の建物や敷地を示すだけでなく、そこに集う学生・教員・職員が 活動して係わり合う環境と空間を指します。高いレベルの学びを実現するためには、学ぶ姿勢を自ずと想起させるような雰囲気を持つキャンパスが必須であると言っても過言ではあり ません。これまで大阪大学では組織の拡充に対応した量的な整備を中心にキャンパス環境を整えてきました。しかし、今後は既存のキャンパスの現状を踏まえ、教育研究の進展や要望 に応じた機能の向上、屋外環境を含めた調和のとれた魅力あるキャンパスを創る取り組みがより一層求められています。
第1回TEDxOsakaUSalonでは大阪大学の広報やブランディングを担うクリエイティブユ ニットのメンバーをお招きして大学のアイデンティティについてのプレゼンテーションを聞き、参加者同士議論を交わしました。第2回TEDxOsakaUSalonでは大阪大学のキャンパス マスタープランを策定する大阪大学キャンパスデザイン室のメンバーにキャンパスデザイン室の活動やその背景にある活動理念をご紹介頂きます。キャンパスデザインに関する一般的な話題を学生・教職員に広め、議論を行う場を提供します。学生がキャンパスにつ いて考え議論を交わすことは、自分が学んでいる環境について感覚的になり、自分の専門や 研究について内省する機会になるものと考えます。
これから就職活動を始める学生、卒業を控えた学生、教壇に立たれている教員、研究を行っている研究者など様々な立場の人を交えて、カクテルを飲みながらフランクな議論が出来るようにしたいと思います。学外からの参加ももちろん受け付けています。自分の大学のキャンパスについての考えを基に議論を投げかけていただければ幸いです。